ぼくが好きな暗黒耽美系(?)の愛読書をリストアップしてみました。
中身は雑多としかいいようがなく、読み終えていないものもあるし、ひとによっては「これのどこが耽美だ」と思うものも混ざっていると思う。
何しろCLAMPの『ちょびっツ』が混ざっていたりする。でも、あれはぼくのなかでは「そういう趣味」の漫画なのだ。澁澤龍彦以来の人形愛の伝統がなければ、きっとあの作品も全く同じではなかったはずだ。
森薫の『シャーリー』が入っているのはメイド系の代表として。ちっとも暗黒でも耽美でもないけれど、でもぼくにとってはあれも「ソレ系」に入るんだよなあ。
永野護『ファイブスター物語』を入れているのは、もちろん、あの作品にファティマたちが出てくるからです。人形愛と死体嗜好をあわせて独特の美学でくるみ込んだようなところがある。「ああいうもの」が好きなのですね。
一方で何作か「それ系」の必読作品が抜けているのは単純にぼくが読んでいないからですどうもすいません。スタージョンとかブラッドベリはちょっと方向性が違う気もするが、一応入れておいた。好きだから。
こうやってみると、ぼくの好きな世界がはっきりとわかる気がする。光と闇、女と男、善と悪、法と混沌、美と醜悪、と両極端なものがくっくりとコントラストを描く世界が好きなのだ。貴族、少女、メイド、人形、洋館、吸血鬼、ロボット、義肢、屍体、廃墟、といったモティーフも好きだなあ。わかりやすすぎ。
気になるタイトルがあったらぜひ読んでみてください。ひょっとしたら、それが暗黒世界のとびらにならないとも限りません。
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でわでわ。