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「有名税の増税」にノーをさけぶ。

『羽生結弦 孤高の原動力』(AERA特別編集) 朝日新聞出版 Amazon 数日前、羽生結弦さんの離婚に際して、「有名税は重税すぎる。」と題する記事を書いた。 羽生さんのプライバシーを暴き立てようとつきまとった一部マスメディアを初めとして、ぼくたちのよう…

大谷翔平、羽生結弦、藤井聡太、若く謙虚な天才たちはなぜ非難されたのか。

苛烈な時代は不世出の才能を生むものなのだろうか、いまの日本を一望すると、さまざまな分野で異質なほどの能力を示す若者が幾人も見つかる。 そのなかでも、しんじつ天才と呼びたいのが以下の三人だ。 野球二刀流の大谷翔平。 フィギュアスケート金メダリス…

漆黒の絶望が生みだした現実否定文学「異世界転生」に希望は見いだせるのか?

「異世界」とは結局、何なのか? 芳賀概夢&灯まりも『異世界車中泊物語 アウトランナーPHEV』というマンガを何だか気に入ってしまって、読みつづけている。 異世界車中泊物語 アウトランナーPHEV(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:灯まりも,芳賀概…

男女のあいだで対等な関係は成り立つのか?

惹かれ合う「男性」と「女性」は、どうすれば対等でありえるのか? 先日、よしながふみさんの最新刊『環と周』を読み終えました。 環と周 (マーガレットコミックスDIGITAL) 作者:よしながふみ 集英社 Amazon いわゆる「転生もの」で、環(たまき)と周(あま…

有名税は重税すぎる。

ことばの刃は、ときとして人を刺し殺す。 『羽生結弦 孤高の原動力』(AERA特別編集) 朝日新聞出版 Amazon トップスケーターの羽生結弦さんが離婚を発表した。 ご報告がございます。これからも前を向いて進んでいきます。宜しくお願いいたします。 pic.twit…

なぜオタクはアニメの美少女に涙しても現実の女性には冷淡だったりするのか。

なぜ、わたしたちは人を差別するのでしょうか? ネットの俗語に「かわいそうランキング」という言葉があります。 元々は「白饅頭」こと御田寺圭さんがネットで提唱した言葉で、かれの著書『矛盾社会序説』でもその概念が説明されています。 矛盾社会序説 作…

ストリートをさまよう「親のいる孤児たち」に居場所をつくるにはどうすれば良いか。

ジャーナリストの佐々木俊尚さんの「「ホスぐるい」問題に見るポスト近代の普遍的悩み」という配信を聴きました。 非常に面白いというか、納得度が高い話で、まさに「我が意を得たり」という気がします。 「ホス狂い」にしろカルト宗教にしろ、その背景には…