書籍– category –
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母は殺せるし、殺しても良いし、殺すべきである。
書籍アルベール・カミュの実存主義文学の傑作といわれる『異邦人』は、「今日、ママンが死んだ。もしかしすると昨日かもしれないが、私にはわからない。」というショッキングな文章で始まる。 異邦人(新潮文庫) 作者:カミュ 新潮社 Amazon トルストイの... -
なぜ天才がトンデモを信じるのか。
書籍誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵 作者:河合隼雄 講談社 Amazon この本はタイトルからわかるように、スヌーピーの登場する漫画『ピーナッツ』を通じて人生の知恵を学ぼう、という趣旨です。 『ピーナッツ』は実に奥深い漫画で、そ... -
だれもが批判される側ではなく批判する側に、責任を追及される側ではなく追求する側にまわりたがる時代を考える。
書籍いったいいつからこうなったのだろう、と思うことがあります。 何の話かというと、「ボケ」と「ツッコミ」の話。あるいは「ベタ」と「メタ」の話です。 最近――でもないでしょうが、多くの人が「批判される側」に回ることをいやがって、「批判する側... -
もし、ヒトラーが濡れた子犬を拾っていたら。
書籍話題の一冊『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んでいる。 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? (岩波ブックレット) 作者:小野寺 拓也,田野 大輔 岩波書店 Amazon 「ナチスは「良いこと」もした」という俗論を専門家の視点から批判的に...
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