2023年– date –
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尾崎紅葉の名作文学『金色夜叉』にろくでなし非モテの源流を見たよ。
小説尾崎紅葉の『金色夜叉』を読みました。尾崎さんちの紅葉さん、いまとなってはほとんど読む人も少ない作家だけれど、明治時代には最大最高のベストセラー作家でした。 その代表作が『金色夜叉』。「ダイヤモンドに目がくらみ~」という一句を耳にしたこ... -
だれもが批判される側ではなく批判する側に、責任を追及される側ではなく追求する側にまわりたがる時代を考える。
書籍いったいいつからこうなったのだろう、と思うことがあります。 何の話かというと、「ボケ」と「ツッコミ」の話。あるいは「ベタ」と「メタ」の話です。 最近――でもないでしょうが、多くの人が「批判される側」に回ることをいやがって、「批判する側... -
『Fate』シリーズを女性向け作品としてとらえ直す。
ゲームこのブログを読むような人にはいまさら説明をする必要もないかもしれないが、『Fate』シリーズに登場する剣の英霊セイバーことアルトリア・ペンドラゴンはとても人気のあるキャラクターだ。 Fate/Grand Order セイバー/アルトリア・ペンドラゴン[第二再... -
「百合にはさまる男」は悪なのか?
マンガ「セクシュアリティ」について考えています。 といっても、ぼくのばあい、べつに自分の性自認やら性的指向やらに疑問があるというわけではなく、あくまでフィクションの話。 いまの世の中、BLやら百合やら、あるいはもう少しリアルでシリアスなテー... -
『人魚姫』の「ほんとうの結末」を知っていますか? ファンタジー小説から失われた魔法について。
小説アンデルセンの『人魚姫』についてはだれでもご存知なことだろう。賛否両論を呼んだディズニー映画『リトル・マーメイド』の原作である。 しかし、その『人魚姫』に世間では知られた悲劇的な結末の「続き」があることまで知っている人はどのくらいいる... -
どうすれば人類は戦争を克服できるのか? 空想的な平和主義が戦乱をもたらす。
マンガ「暴力」について考えてみたい。 というのも、幸村誠の歴史冒険マンガ『ヴィンランド・サガ』がクライマックスに到達しているからだ。 ヴィンランド・サガ(27) (アフタヌーンコミックス) 作者:幸村誠 講談社 Amazon 戦争を嫌い、平和を求めるこ... -
エンターテインメントは「神さま」をどう描いてきたか?
小説深い眠りに落ちる 少し前の手前のまどろみの中に似た密やかな夜に探し続けてるのはあのメタフィジカ祈るように紡ぎだすひとつの歌 「語りえぬことについては、沈黙しなければならない」。 ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角... -
インターネットが人生を腐らせる。
ゲーム先日の『情熱大陸』の一場面が話題になっている。 このテレビ番組は毎回、各界の著名人の「情熱的な」人生のひとコマを切り取って見せてくれるのだが、前回、取り上げられたのは人気テレビゲーム『ファイナルファンタジー16』の開発者・吉田直樹だった... -
もし、ヒトラーが濡れた子犬を拾っていたら。
書籍話題の一冊『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んでいる。 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? (岩波ブックレット) 作者:小野寺 拓也,田野 大輔 岩波書店 Amazon 「ナチスは「良いこと」もした」という俗論を専門家の視点から批判的に... -
お仕事依頼のページ
未分類はじめまして、Webライター/ブロガーの海燕(かいえん)と申します。 お仕事依頼のページをご覧いただきましてありがとうございます。 このページにはわたしのプロフィールや依頼の際の条件などをまとめました。参考にしていただければ幸いです。 ...