2023年8月– date –
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10分でわかる『ファイブスター物語』。
マンガ壮大を究める「お伽噺」。 ジョーカー太陽星団の光の神。 「年表」という名の背景設定。 騎士、ファティマ、モーターヘッド。 無数の魅力的なキャラクターたち。 史上最大のサプライズ、設定一新の「ちゃぶ台返し」。 お仕事のお願い 電子書籍の宣伝 おま... -
エドガー・アラン・ポオ、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、三島由紀夫。人工楽園を巡る耽美文学の系譜。
小説朝、何気なく青空文庫を眺めていたところ、谷崎潤一郎の「黄金の死」が収録されていたので読み返してみました。 美食倶楽部 ――谷崎潤一郎 大正作品集 (ちくま文庫) 作者:谷崎潤一郎 筑摩書房 Amazon 谷崎のほかの『春琴抄』だとか『痴人の愛』だとか... -
『リコリス・リコイル』はドストエフスキーの児童搾取テーマに通じる傑作メタアイドルサバイバルアニメだ!
アニメこの記事は『リコリコ』放送中に執筆されたものです。 ども、皆さん、アニメ『リコリス・リコイル』観ています? めちゃくちゃ面白いですね! 後世に残る名作かといったら必ずしもそうとはいえないと思うのだけれど、少なくとも「いま」、このときに... -
少女マンガはどのように女性の恋愛をコントロールするのか。『フルバ』、『カレカノ』からドS男子マンガ、悪役令嬢まで。
マンガ「少女漫画」は「女性の恋愛」を支配するのでしょうか? いくつかの記事を元に考えてみましょう。 『カレカノ』、『フルバ』は「有罪」か? 女神なんてなれないまま、わたしは生きる。 女性の恋愛とモラルハラスメント。 ドS男子に媚びる恋愛。 「真実... -
みんなちがって、みんなエロい。女性攻めのヘンタイエロマンガを紹介する。
マンガ「エロス」の本質は「倒錯」にあり。 カルトなマゾヒズムエロマンガ 『女の子が抱いちゃダメですか?』と『あなたが甘くねだるまで』。 お仕事のお願い 電子書籍の宣伝 カルトなマゾヒズムエロマンガ このブログでは諸々の規約により18禁の本は紹介で... -
『鬼滅の刃』は女性読者を励ますことができるか? 『少年ジャンプ』の「ガールズエンパワーメント」を考える。
マンガはたして若い男性を主要なターゲットとする「少年漫画」は「女性読者」を励まし勇気づけることが可能なのでしょうか? 『少年ジャンプ』の「ジェンダー描写」について、『鬼滅の刃』を中心に語りたいと思います。 鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITA... -
自分を非モテだと思っている人は、じつはただの嫌われ者かもしれない。
エトセトラ非モテについて考えるとき、ぼくはいつもひとつの疑問に向き合わざるを得なくなる。 非モテを自認する人たちは、なぜ自分がモテない理由を容姿に求めるのかということだ。 かれらは一様に口々にいう印象である。「自分はこんなキモメンだからモテな... -
現代スポーツマンガはウルトラ格差社会における「格差の乗り越え方」の教科書である。
マンガつるまいかだ『メダリスト』が面白いです。今度、アニメ化するそうだけれど、そりゃそうだろという破格の面白さ。 メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:つるまいかだ 講談社 Amazon 現在、連載されているスポーツマンガのなかでは、ぼく的... -
母は殺せるし、殺しても良いし、殺すべきである。
書籍アルベール・カミュの実存主義文学の傑作といわれる『異邦人』は、「今日、ママンが死んだ。もしかしすると昨日かもしれないが、私にはわからない。」というショッキングな文章で始まる。 異邦人(新潮文庫) 作者:カミュ 新潮社 Amazon トルストイの... -
アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。
小説今日も今日とてTwitterを見ていたら(何、X? 知らないな)、なぜか水野良の『ロードス島戦記』がトレンド入りしていました。どうやらブックウォーカーでセールをやっているおかげらしい。 あるいはこのツイートが原因なのかもしれないけれど、よくわ...